2019年4月より入校された、明治大学「女性のためのスマートキャリアプログラム」夜間・土曜主コース8期生のみなさんに、受講のきっかけや、今の心境、仕事と家庭と学校の両立などについて、座談会形式でお話をお伺いしてきました。入校を検討されている方のご参考になれば幸いです。(取材日2019年06月29日)
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目次
みなさんのスマキャリの受講のきっかけを教えて下さい。

スマキャリをなぜ受講しようと思ったかというと、職場で管理職になって自分に足りないことが沢山あるということに気が付き、それで何か学んで少しでも身に付けられる機会があれば良いと思って受講を決めました。

私が勤めている会社では、女性社員のキャリア教育や制度についてあまり整っておらず、時代の流れなどからも、このままではいけないと考える人も出てきている状況でした。会社の制度として、中堅社員を対象に、役職に上がる前後のタイミングで勉強をするタイミングがないか、私が人事部門にいることもあり「探してみて」と言われ、いろいろ探してこのプログラムに行き当たりました。
期間的にも教育プログラム的にもちょうどいいと思って会社に提案したところ、会社側より「プログラムを受講してみる?」ということになり、自分で選んだということと興味もあって、企業派遣という形で受講することが決まりました。

半年間という受講期間ですが幅広く学べそうで、自分の性格的にもぴったりなコースだなと感じたことと、また私の場合は、相談できる人も身近にいないので、ネットで受講が出来るオンライン講座ではなく、通学して友達が欲しいなというのもあり、「これは」と思って申し込みました。

私は今まで5つの部署を異動して来ているのですが、その中で知識やスキルがごちゃごちゃになってしまったのを棚卸をしたくて、今回受講しようと思いました。

実際に受講をするかどうかは、仕事との両立のこともありかなり悩みましたが、一番下の子が中学に上がって、送り迎えが一切必要でなくなったこともあり、自分のために時間を作れるかもしれないと思ったので、受講を決めました。

私自身は普段事務職で秘書の仕事をしているのですが、このままこの仕事を続けて行っても、この先どうなっていくのか先行きが不安で、もっと視野を広げたいという気持ちがありました。あとは「女性だけ」というのも興味を惹かれたところで、仕事に前向きな方々と触れ合って切磋琢磨できるかな、自分の刺激になるかな、というのがとても魅力に感じて受講しようと思いました。
入校前はどのようなことが不安でしたか?
また入校前と入校後での心境の変化や、スマキャリで得たものなどをお聞かせ下さい。

実際にいま受講をしていて感じることは、学び続けることはとても大事なんだなということを強く思うようになりました。今までただ何となく生きて来てしまったことを、すごく反省するぐらいです。
また子供たちとは、「学びに関する会話」が増えましたね。一緒に宿題をする時間が出来たり、「今日こういうことを勉強してきた」という内容を話したりすると、「それってさあ」といった反応があったりします。また現在、息子が受験生なのですが、大学を選ぶときに「結構マーケティング面白かったよ」というと、「そうなの?」というような感じで、学びについての会話が増えました。

ですが実際に授業受けてみて、先生にも授業にもよりますが、分からなければ分からないなりに、理解できることや、自分の中で吸収できることを、積み重ねていけば良いという風に考えが変わりました。今は、分からないことは分からないで断念して、分かることだけ吸収していこうと思っています。

また事前に思い描いていた授業のイメージは、一方通行で、先生の講義を聞く座学中心の授業だと思っていましたが、実際には自分のことや考えを話す機会も結構あって、こんなにも自分のことを話す経験は今までの人生でなかったため、どういう風に話せば皆に分かってもらえるのかというのを考えたり等、いろいろな発見があって面白いです。



また実際に授業を受けてみて、政治や経済など、学校で習ったきりで特に今まで何もしてきて来なかったことを改めて学ぶことも楽しいですし、先ほども言いましたが、皆の前で発表するとか、自分のことを伝える、自分のことを話す機会が増えたのは、自分の中でも新しい発見ができ、とても良い経験になっています。

思い切ってスマキャリに通い、今は授業に関しては期待通りの学びが得られています。また自分の将来、これから50年後の人生等はあまり考えたことがないというか、目をそらしていた部分でしたが、ちゃんと考えなければいけない、人ごとではない問題だと思えたのが、すごく良かったです。

ですが実際には、うまく時間をやり繰りしながら対応出来るようになってきたので、そんなに不安に思うことはなかったのかなと感じています。
また実際受講をしてみて思ったのは、自分自身を棚卸ししたり、自分を見つめ直す時間もすごく多いので、今まで考えなければいけないと思っていたこれからの人生のありかた等、ビジネス面以外についても考える機会を貰うことができ、そこは想定外に嬉しいことでしたね。
仕事、家庭、学校(勉強)との両立について、今の率直なご感想をお聞かせ下さい。

また、ウチは夫と二人暮らしのため、家庭に関しては受講前と受講後でそこまで大きな変化はありません。
これからゼミの準備が本格化していったり、発表の授業があったりと忙しくなりそうですが、今のところはそこまで仕事と家庭との両立は大変ではなく、頑張って来れたなという感想です。

ただ朝も早いですし、帰りも夜の11時近くになるので、大変だと感じる部分も確かにあります。ですが、気持ち的には楽しんでいるので、仕事と家庭と学校の両立に関しては、すごく負担で大変だとは感じていないです。

会社でも顔が不愛想になっていたらしく、「怖いよ」と言われたりもしましたが、それを隠すこともできないぐらい疲れていました。ですが、大学に来たら来たで、気分が変わりました。学校に通っていなければ仕事はもっと出来ていたかもしれませんが、逆にもっと切羽詰まった感じになったかもしれないです。私の場合は良い意味で、仕事とスマキャリは気分の切り替えができるきっかけになっていると思います。

ですが、学校に来て、自分のために時間を使って勉強したり、同じような志の皆さんとお話をしていていると、限界だな、体力的にとても辛いなと思いながら学校には来るんですが、授業が終わったときには、笑顔で帰宅する自分がいます。
私は通学過程を選んで良かったと思っています。仕事と学校の両立は大変ではありますが、気持ちを切り替えて次の日も仕事を頑張れているので、そういう意味でも受講を決めて良かったと感じています。


また子供が小さい時からフルタイム勤務をしていますが、家事全般については自分が全部やらないといけないと思っていましたし、実際、主人も子供たちも家事協力は今までほとんどありませんでした。ですがスマキャリを受講するようになって、「ちょっとみんな手伝ってくれませんか」と家族に話をしたところ、まず主人が土曜日はご飯を作ってくれるようになり、また掃除なども手伝ってくれるようになりました。
子供たちについても、平日夜に授業があるときは朝に夕飯を作ってくるのですが、最後の仕上げ、例えばトンカツのカツを切る時間がないような場合には、子供たちにお願いすると嫌がらず手伝ってくれるようになりました。
今までは何かと一人で頑張って来ていましたが、「何だ、私そんなに頑張らなくても良かったんだ」と思いましたね。家族が協力的になってくれたというのが家庭の変化です。スマキャリを修了しても、土曜日は主人にご飯を作って貰おうと思います。
インタビューを終えて
今回は明治大学スマキャリ8期生夜間・土曜主コースの皆さまにインタビューのご協力を頂きました。
夜間・土曜主コースは、仕事と家庭、さらには学校との両立ということで、今までより生活が大変になるのでは?という不安から、なかなか一歩踏み出すことが出来ない方も多いと思いますが、今回の受講生インタビューでは、そんな悩みを抱えている方にとって、とても参考となる内容ではないでしょうか。
またスマキャリでの受講を通じ、ビジネススキルを身に付けることはもちろん、今後の人生を考える良いきっかけとなったという声も聞くことが出来ました。人生100年時代とも言われる現代社会において、この先の未来をどう生きていくか、このようなことを深く考えることも今後の人生においては必要不可欠です。
またスマキャリ受講をきっかけに、自分自身だけでなく、家族にも良い影響があったという声を聞くことも出来ました。
「学び直し」は、自分自身が成長するだけでなく、周囲の家族などにも良い影響があります。
ぜひスマキャリをはじめとした「学び直し」講座の受講を検討されている方は、ご家族にも相談してみてはいかがでしょうか。
スマキャリ8期生夜間・土曜主コースのみなさん、インタビューへのご協力、誠にありがとうございました!
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インタビュアー Kanako 大手企業からベンチャー企業まで3社を経験。退職を機に明治大学のスマートキャリアプログラムを受講し、学び直しの重要性を体感。その後、当サイトの企画・運営に携わる。 |
